【新唐人日本2012年5月16日付ニュース】近日、ある請願書が中国共産党政治局に衝撃を与えているそうです。河北省のある村の農民らが、不当に逮捕された法輪功学習者の釈放を求め、村民300人が請願書に拇印を押し、村委員会が公印を押して政治局に提出。情報筋によると、現在、中国では民間、インテリ、共産党上層部を問わず、法輪功問題において初めて共通の認識にいたっているそうです。
この請願書は、河北省泊頭市富鎮周屯村の村民300人が、不当に逮捕された法輪功学習者王小東さんを救出ためにとった集団行動。政法委員会傘下の610弁公室による各種迫害を目の当たりにし、村民らが立ち上がったのでした。村民らは請願書に拇印を押し、村の共産党委員会トップが公印を押しました。
大紀元の報道によると、この資料は内部資料として共産党常務委員会内部で閲覧され、常務委員らに衝撃を与えているそうです。
情報提供者
「私が特定のルートを通じ、彼らにこの問題の処理を提案したとき、内部ではすでに資料を閲覧済みでした。私が明かせるのは、党内の声が非常に高く、大部分の意見は平和的解決です。江沢民が制定した法輪功弾圧政策は間違っているし、社会の調和にも不利で、一億人の人権を侵しました」
請願書によると、王小東さんが当局に拘束され、家には7歳の幼い子供と高齢の母親が残されました。610弁公室による暴力行為は、村民の怒りを買いました。
匿名希望のこの情報提供者は、現在中国では、キリスト教徒、民主活動家、更にはインテリの間でも、みな法輪功支持で一致しているともらしました。
情報提供者
「我々共産党から「民運」(民主活動家)と呼ばれる人たちは、法輪功は善良な団体だと見ています。もちろん私たちはキリスト教徒ですが、1年前までは一致は考えられません。しかし 、今はみな一致しています。ここ一週間、北京の民間のインテリたちと広く話していますが、みな例外なく、法輪功への支持を示し、中国社会が前に進む健康的で有力な動力とみなしています」
法輪功は1992年、李洪志氏によって伝えだされた佛家修煉法門で、健康保持や道徳の向上に著しい効果があるといわれています。
1999年の迫害の前まで、当局のデータによると、中国ではおよそ1億人が法輪功を修煉していたそうです。弾圧開始後、当局は新聞、テレビ、ラジオなど、全てのメディアを利用して法輪功への誹謗中傷を展開。全国の大、中、小学校では試験問題を利用して、子供たちに法輪功に対する態度表明を強要。当局と一致を保たないと、進学のチャンスを失うことになります。また、多くの企業では、法輪功の修煉を放棄しない学習者を監視または解雇。北京に陳情に行くのを防ぐため、各地の駅では警察が乗客に法輪功を中傷する言葉を強要。従わない人は、法輪功学習者とみなし、逮捕しました。このようなことは、全国各地で一斉に行われました。
時事評論家 横河さん
「中共の政策は、全ての人に罪を犯させることなので、多くの人は自ら、または受動的に迫害に参与しました。中共政局に変化が現れる時、罪を犯した人は、全部清算されます。中共が崩壊する前に、選択する必要があります。周永康の犯罪集団について行くのか、それとも今から法輪功の反迫害の側に立ち、犯した罪を償うのか、最良の選択の機会です」
情報提供者によると、中国の民主活動家らは温家宝首相の政治改革に支持を示す一方、法輪功問題の解決を重要な位置に置くよう求めているそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/05/13/atext700185.html (中国語)